ネトゲという言葉は何なのだろうと思っていたら、インターネットを介して多くの人が一つのゲームに参加する「オンラインゲーム」(ネットゲーム)の略だということを最近知った岡安です。
なんでも、長時間のめり込んでしまい、健全な生活が送れなくなる人を「ネトゲ廃人」と呼ぶそうです。驚いたのは、生活が昼型から夜型になり、退学や退社、離婚に至る人もいるということ。
小学生の頃にハマったファミコンの
バルーンファイトが世界一面白いゲームと思っている私は、なぜハマってしまうのかが全く理解できずにいます。最近は小学生の参加も増え、金銭や時間を管理できなくなることに懸念の声が上がっているようです。
ネットゲームは韓国で急成長し、日本では平成14年ごろから広がりました。平成19年の国内全体の登録ユーザー数は延べ約5,905万人、市場規模は約1,121億円というから、今はもっと規模が大きくなっているのでしょう。
従来のテレビゲームと違うのは、オンラインの特性を生かし、参加者がチャットと呼ばれる会話機能でコミュニケーションできるところです。この機能を使い、参加者同士で恋愛関係になるケースも多いといいます。ある女性が架空の結婚をしていた男性会社員から一方的に離婚されたことに腹を立て、男性のIDとパスワードを使って男性のキャラクターを消去して逮捕されたそうです。私にはこの感情が全く理解できず、ついていくことができません。バーチャルの世界が楽しいのはわかりますが、結婚までするとは思ってもいませんでした。そのうち、子供が生まれるとかいうレベルまでリアルになるのでしょうか。
それより問題だと思うのは、小学生のプレイヤーが年々増加していることです。しかも深夜に。問題はそれだけではなく、ゲーム代は基本料金が無料ですが、アイテム(装備品)やアバター(分身)といった付加サービスを利用すると課金されるのです。もちろんそんな大金を持っているわけではないので、親のクレジットカードを使って高額のサービスを購入する子供もいるということで、よくそういうことを知ってるな?とある意味驚きです。
こういうことが影響で、バーチャルと現実の世界の違いがわからない人が世界で増えていくのでしょう。チャットといっても、所詮文字だけで、相手の空気や雰囲気をリアルに感じ取ることが出来ません。リアルなテレビ電話があるだろうと言われても、顔しか見えないので、全体の雰囲気はわかりません。笑顔でも貧乏ゆすりなどしている人もいます。そういうところから、その人の本当の性格や雰囲気を読むことが出来るんですけどね。
もうIT社会はお腹一杯といった感じです。ゲームが進化していく一方で、仕事もIT化が年々進み仕事が無くなっていく、ゲームにハマってしまった人達はリアルに就職しようと思っても仕事が無い。その結果ニートかフリーターです。だから、ブームは去ったといってもFXやデイトレが流行るんでしょうけど、これが仕事と呼べるのか疑問です。今までの資本主義は終焉を迎えるような気がします。
ネトゲ廃人/芦崎治

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